「光景 -夜を昼にする-」


「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
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「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
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「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
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「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」
「光景 -夜を昼にする-」

「光を可視化する」というモチーフからプロジェクトを開始した。太陽光を回折格子によって七色に分光し撮影し、具体的な色として保存した。思考を巡らせ、光のないところ、つまりは夜にその光を活用することが効果的に作用すると考えた。朝の光と夜の闇、相反する二つの要素をフィルム上で結合させて風景を更新し新たな視座を獲得すること。あたかも昼間に捕獲した蛍を夜の闇にそっと放すようなイメージで取り組みを開始した。


撮影場所は札幌の南区にある桜山を、その名称と保安林の近代史の歩みに惹かれて選択した。かつて定山渓鉄道が山裾を通っていた頃、その名の由来となった桜の名所であった。だがしかし、第二次世界大戦後の米軍のキャンプが近くにあったことで、燃料用途として多くが伐採されて姿を消してしまった。今は遊歩道が整備された自然豊かな丘陵地帯として、市民憩いの場として機能している。


厳冬期から本格的に撮影を開始して桜が咲くまでの4ヶ月あまり、朝の光を収めたカメラを担いで大雨の二日間を除いて毎晩桜山に通った。


そこにはない朝の光をそっと解き放った。かつて鮮やかに咲き誇る桜の色があった桜山に、朝の光が局所的に夜の闇に浸透し、夜がそこだけ昼になった。風景は「光景」として展開した。