「色景-日の丸をつくる-」


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光景への営みの最中、月が昇る対岸に白旗山が見えていた。その山の名前を頼りにして次なる展開へと歩みを進めた。


札幌の南部に位置する標高321mの白旗山は、近代札幌の開拓を担った屯田兵が測量の際に立てた目印の白旗がその名の由来である。白旗山から色を排除することで、かつてそこに立てられた白旗を再現しようと考えた。kodac Wratten No.90、ビューイング・フィルターと呼ばれる被写体の輝度を確認するためのフィルターを知り、イギリスに眠っていたデッドストックにたどり着いた。これでフィルタリングした風景は濃い琥珀色に支配され、輝度を基準とした単調な世界となる。


ビューイングフィルターを用いて白旗山の山肌から色を排除することによって、風景を輝度によって再定義する。こうして表出した白旗に、その時その場所を照らしている太陽光を可視化して風景に重ね合わせる。それは白旗を立て日の丸へと組み込んだ近代史を光学的に再現することであり、その場所に歴史を暗喩した色の視座を措定することである。


現在から過去へと名称を頼りに表象に風景を遡行させることによって、白昼夢のような光景が表出する。撮影を進めてゆく中でいつの間にか季節は冬へと変わり、雪がその景色を白く染めた。